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この交流会は、将棋を通じて日本文化への理解を深めてもらおうと日露青年交流センターなどがモスクワの日本大使公邸で9日、開いたもので、日本とロシアの学生を中心とした将棋の上級者20人が参加しました。
交流会では、羽生善治四冠が「飛車」または「角行」の駒を落としたうえで、同時に10試合勝負する指導対局が行われ、日本とロシアの参加者がペアを組んでチームを作り対局に臨みました。参加者たちは英語や身ぶり手ぶりで意思疎通を図り、次の一手を相談しながら、指導対局を楽しんでいました。
主催者によりますと、ロシアでは、チェスが幅広い世代の人たちが楽しむ国民的な競技として親しまれていますが、将棋人口は200人ほどで今後、普及させていきたいとしています。
チェスの愛好家で、指導対局で羽生四冠に勝利したロシア人の男性は、「将棋は始めてから1年ほどで、まさか勝てるとは思っていなかったので、とてもうれしいです」と話していました。
羽生四冠は「ロシア人の将棋の指し方の特徴は、いろんな可能性を残し、深みがあるものです。将棋とチェスは発祥も同じで兄弟のようなものですから、さまざまな形で文化交流ができると思っていますし、ますます交流が発展してほしい」と話していました。