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フランスのマクロン大統領とロシアのプーチン大統領は29日、パリ近郊のベルサイユで初めての首脳会談を行いました。会談は、ちょうど300年前にフランスのルイ15世が帝政ロシアピョートル大帝をベルサイユ宮殿に招いたことにちなんだもので、両首脳は笑顔で握手を交わしました。


会談のあとの共同記者会見で両首脳は、仏ロ関係の長い歴史を強調したうえで、過激派組織IS=イスラミックステートなどとの闘いや、シリアの内戦、緊張が続くウクライナなどへの対応について意見を交わしたことを明らかにしました。


マクロン大統領は「ロシアとの対話なしに懸案に対処することは不可能だ」とロシアとの協力の重要性を強調したのに対し、プーチン大統領も「最も重要な課題がテロとの闘いだという点で意見が一致した」と述べ、会談の意義を強調しました。


一方で、フランスの大統領選挙の期間中、マクロン氏の陣営がロシアからサイバー攻撃を受けたとされた問題について質問を受けたプーチン大統領が、「どこに根拠があるのか」といら立つ場面も見られました。


フランスとロシアはオランド前政権の下で関係が冷え込んだだけに、両首脳は初めての会談で、まずは対立を避け、関係改善に向けて、さまざまな分野での対話を重ねていく姿勢を強調しました。