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アメリカ軍と韓国軍は今月7日から韓国各地で過去最大規模の合同軍事演習を実施していて、その一環として、12日に南部のポハン(浦項)の海岸で行った上陸訓練の様子を報道陣に公開しました。
訓練には両軍の海兵隊や海軍など合わせて1万7000人余りが参加したほか、艦船およそ30隻、航空機およそ70機が投入され、洋上の強襲揚陸艦から水陸両用の装甲車が煙幕弾を発射しながら上陸し、機関銃や自動小銃を持った兵士たちが中から次々と飛び出しました。
今回の訓練は、北朝鮮の内陸部に進撃する想定で、例年よりも実戦的であり、規模も過去最大だということで、韓国軍の司令官は「米韓の海軍と海兵隊は、危機の際には迅速かつ果敢に現場に投入され、敵の中心を打撃するだろう」と述べ、北朝鮮の軍事的な挑発には断固として対応する姿勢をアピールしました。
一方、北朝鮮の軍は12日に上陸訓練について声明を発表し、「敵によるピョンヤン進撃を狙った上陸訓練には、ソウルをはじめ南全域の解放作戦で対応する」などと反発しており、今後北朝鮮がさらなる挑発に出ることも懸念されます。

アメリカ軍と韓国軍は、今月7日から韓国で合同軍事演習を過去最大規模で行っていて、その一環として、海兵隊が海から上陸し、北朝鮮の内陸部に進撃することを想定した訓練も行っています。
これについて、北朝鮮の軍総参謀部は12日朝、声明を発表し、「戦線の東部、中部、西部に位置した攻撃部隊は、上陸訓練に投入された敵集団に対する先制的な攻撃作戦の遂行に移行する」として、先制攻撃も辞さない姿勢を強調し、強く反発しています。
そして、「敵のピョンヤン進撃を狙った上陸訓練には、ソウルをはじめ南全域の解放作戦で対応する」としたうえで、「ピョンヤン進撃作戦に投入された者も、これを考案した者も容赦なく焦土化する、わが軍隊の報復の意志は揺るぎない」と威嚇しました。
北朝鮮は、国連安全保障理事会の制裁決議と、アメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習に対抗し、国営メディアを通じて核ミサイルの実戦配備や先制攻撃も辞さない姿勢を繰り返し示し、米韓両国へのけん制を続けています。