サウジアラビアのトゥルキ・アルファイサル王子は14日、オバマ米大統領がサウジの中東地域での役割について「フリー・ライダー(何もせず利益を得る人)」と述べたことに対し、地元紙で反論した。
オバマ大統領は先週アトランティック誌に対し、サウジアラビアを米外交政策の「フリー・ライダー」だと述べ、イランとの和解を拒否しているなどとして批判した。
同王子は英字紙アラブ・ニュースに掲載された公開書簡で「われわれは『フリー・ライダー』ではない」とし、その例として過激派組織「イスラム国」と戦うシリア反政府勢力への支援、域内の難民への人道的支援、反テロ連合の創設などを挙げた。
同王子はサウジの情報機関トップ、駐米大使、駐英大使を過去に務めた。