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アメリ海軍省のスタックリー次官補は23日、議会下院の公聴会で、アメリカなどが開発を進めている最新鋭戦闘機F35について証言しました。この中でスタックリー次官補は、「わが国で最初に作戦行動が可能となるF35の部隊が、2017年1月に岩国基地に派遣される」と述べ、最初の実戦部隊が来年1月に山口県岩国基地に配備されるという見通しを明らかにしました。
F35はレーダーに探知されにくいステルス性能があり、日本も航空自衛隊の次期主力戦闘機として42機を導入する計画です。日本ではF35の導入に伴って日本国内での機体の組み立て作業が始まっていて、これについてスタックリー次官補は、ことし11月には最初の機体が組み上がるとして、このころまでに生産体制が整うという見解を示しました。
カーター国防長官は、オバマ政権のアジア重視政策の下、アジア太平洋に最新の装備を配備する方針を示していて、最初のF35部隊の岩国基地への配備には、中国や北朝鮮も念頭に、この地域でのアメリカ軍の増強を急ぐねらいもあるとみられます。