https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

オバマ大統領と習近平国家主席による米中首脳会談は、31日午後(日本時間の1日未明)、ワシントンで行われました。
会談の冒頭、オバマ大統領は、「私と習主席は、ともに朝鮮半島の非核化と国連安全保障理事会の制裁決議を完全に実施していくことで一致している」と述べて、厳しい内容の制裁決議を採択できたことを評価するとともに制裁を着実に実施していくことの重要性を強調しました。
これに対し習主席は、「朝鮮半島の核問題など地球規模の問題で協力する方法を積極的に探っていきたい」と述べて、アメリカと連携していく姿勢を示しました。
一方で、中国政府高官によりますと習主席は「制裁の実施と並行して、この問題を早期に対話の道へと引き戻すよう関係各国が努力することを望む」と述べて、北朝鮮との対話によって事態打開を目指すためアメリカが柔軟な姿勢を見せるよう促しました。
また、アメリカが韓国に駐留する部隊に最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備を検討していることについて、習主席は、「中国の安全保障上の利益を損ないかねず、断固反対する」と強く反発しました。
このほか、オバマ大統領が、南シナ海の問題を取り上げ、軍事的な活動の自制を求めたとみられるのに対し、習主席は、「南シナ海の島々は、中国固有の領土であり、中国は、自国の領土を守る権利がある。アメリカが、主権や領有権争いに関して特定の立場を取らないという約束を守ることを望む」と述べてけん制しました。