米国務省高官 中国を非難 “北朝鮮の国連制裁決議違反を黙認” #nhk_news https://t.co/cFsrvoHYFw
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年12月2日
国務省で北朝鮮政策を担当するウォン次官補代理は1日、シンクタンクのオンラインイベントで講演しました。
この中で、北朝鮮に対する国連の制裁決議によって禁輸の対象となっている石炭などの物資をつんだ船が北朝鮮から中国に向かうのをアメリカ政府は過去1年間で555回確認したと指摘しました。
そして「中国当局がこうした違法行為を止めようと行動したことは一度もない」と述べ、中国は制裁決議違反を黙認していると強く非難しました。
そのうえで、決議で禁じられている密輸や資金洗浄などに関する情報を提供した者に最大で500万ドル、日本円で5億円余りの報奨金を支払うことを明らかにしました。
アメリカの北朝鮮政策をめぐっては、大統領選挙で勝利を宣言した民主党のバイデン氏が国務長官に指名するブリンケン元国務副長官も、北朝鮮を交渉のテーブルにつかせるため、日本など同盟国と連携しながら中国に制裁の確実な実施を強く求めていく考えを示しています。
北朝鮮の石炭密輸で中国に調査求める 国連 専門家パネル責任者 #nhk_news https://t.co/ztICVRlYvY
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年12月2日
北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議の実施状況を分析し、報告する専門家パネルの責任者で、イギリスの元外交官のアラステア・モーガン氏が1日、NHKのインタビューに応じました。
この中でモーガン氏は、決議で輸入が禁止されている北朝鮮産の石炭について「北朝鮮で貨物船に積み込まれ、中国東部、浙江省寧波の近海で、別の船に積み替えられて荷揚げされる例がかなり多い」と述べ、海上で物資を積み替える「瀬取り」と呼ばれる手口を使い、中国に密輸されるケースが多いと指摘しました。
そのうえで「中国政府の調査結果を待っているところだ」と述べ、中国政府に事実関係の調査を求めていることを明らかにしました。
またモーガン氏は、アメリカ国務省が決議違反に関する情報の提供者に報奨金を支払うと決めたことについて、「決議を順守するための加盟国の行動を歓迎する」と述べ、制裁の着実な実施につながることに期待を示しました。
#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制
#朝鮮半島