英国レコード産業協会(BPI)によると、レコードの販売が20年ぶりの高水準に達しており、1980年代終盤の全盛期に回帰する勢いとなっている。ジェフ・テイラー最高経営責任者(CEO)は「ビニール盤(レコード)はもはや、この時代に育ったベビーブーマーの領域にとどまらない。より若いファンやミレニアル世代など新しい世代にもアピールがある」と語った。
レコードは傷や埃によってノイズが生じることがあるものの、ファンの間ではデジタル機器よりも豊かな音が楽しめると評判だ。
BPIのデータによると、LP盤の販売は2016年第1・四半期に前年同期比60%超増加した。
LPの需要は過去8年間連続で伸びており、販売は1995年以来の高水準に達している。
BPIはこのペースが続けば、レコードの需要はピーク期の1980年代終盤に匹敵する可能性があるとしている。