モルガン・スタンレー(モルガンS)がまとめた4月の米企業業況感指数は3ポイント上昇の68と、2014年8月以来の高水準となった。低調となった年初から改善し、企業が設備投資支出を今後拡大していく可能性を示唆した。
同指数は2月、29の低水準に沈んでいた。
ただ、モルガンSのエコノミストは同時に、設備設備支出の拡大が企業の雇用抑制といった形で相殺される可能性があるとも指摘した。
モルガンがまとめた4月の企業の採用計画指数は13ポイント低下の34と、2009年6月以来の低水準となった。
半面、設備投資計画指数は5ポイント上昇の58と、昨年7月以来の高水準に達した。
同社のエコノミストはリポートで「これが持続的な再調整の始まりを示唆しているとすれば、生産性の改善に向けプラスの兆候になる」とした。
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