「立山黒部アルペンルート」は、ケーブルカーやロープウエーなどで北アルプスを横断して長野県と富山県を結ぶ、山岳観光ルートです。冬の間は雪に閉ざされますが、16日、およそ4か月半ぶりに全線で開通しました。
標高2450メートルとルートの中で最も標高が高い室堂では、関係者がくす玉を割って、今シーズンの本格的なスタートを祝いました。
室堂には除雪で出来た高さ13メートルほどの雪の壁「雪の大谷」が出来ていて、訪れた人たちは巨大な雪の壁を眺めたり写真を撮ったりして楽しんでいました。
台湾から訪れた女性は「初めて雪を見て、美しくて驚きました。今度はここでスノーボードに挑戦したいです」と話していました。
アルペンルートを運営する「立山黒部貫光」の永崎泰雄営業推進部長は「個人で訪れる外国人観光客には、まだまだ伸びしろがあると思います。東南アジアを中心に、さらに海外戦略を強化したい」と話していました。