「ハムレット」や「リア王」などの作品で知られる、イギリスを代表する劇作家、シェークスピアが亡くなってから400年となる23日、出身地の中部、ストラトフォード・アポン・エーボンでは、数千人が参加してパレードが行われました。
参加者は、作品に登場する人物の衣装を身に着けたり、シェークスピアのマスクを付けたりして練り歩き、街なかでは代表作の「ロミオとジュリエット」の一場面が上演されるなど、街を挙げてその功績をたたえていました。
参加した女性は「400年以上前の作品であっても、その人間的な側面が今も多くの人々の心を打っています」と話していました。
また、イギリスのチャールズ皇太子は、シェークスピアが晩年に暮らしていた家や墓を訪れ、花を手向けてしのびました。
イギリスを訪れていた、シェークスピアのファンでもある、アメリカのオバマ大統領も、ロンドンにあるシェークスピアゆかりの劇場を復元したグローブ座で、特別に上演されたハムレットを鑑賞して、拍手を送りました。