詳説日本史はセンター対策に、新日本史は東大二次対策に向いていると考えている。
詳説日本史Bはどちらかといえば、センター試験や国公立なら京大の一問一答、また私大対策に有効である。
山川出版社からもう一冊出ている新日本史Bは論述対策に向いている。
教科書を読書する2 :『世界史B』(東京書籍) : 読書の日々
高校世界史の教科書のなかには、「まえがき」が載っているものがあります。たぶん、高校生たちは、中身を暗記するのに必死で、「まえがき」なんて読んでくれないと思うのですが…。「教科書の読書」を楽しむときは、「まえがき」からじっくりと読んでいくことをおすすめします。
「まえがき」には、著者たちの教科書編纂に向けての想いがたっぷりと書き込まれています。教科書の「まえがき」を読むと、僕はいつも、「ふーむ。そーか。こんなに熱い気持ちで書かれた本を、これから読ませてもらえるのか」と、なんだかワクワクしてしまいます。
この教科書は「東大受験対策に向いている」という風評もあるようで、かなりレベルの高い内容ですが、文章がたいへん読みやすく、けっして難解ではありません。分かりやすい図版、興味深いコラムが満載されており、ブックデザインもとても洗練されています。
まえがき
私たちが生きている現代の社会では,複雑な要因のからまった出来事がさまざまにおこっている。それらに適切に対処し解決していくためには,背景となっている歴史的な知識や理解が必要不可欠である。急速に国際化の進んだ現在,自国の政治・経済・文化は世界の動きと密接に関連している。このような現代の社会が生まれるまでには,数百万年におよぶ人類の営みがある。それを明らかにしようとするのが,歴史学である。
日本列島の上で,人びとが刻んできた歴史を明らかにしようとするのが,日本史である。初めから現在の日本列島に日本人が住み,孤立して歴史を育んできたわけではない。絶えず周辺の諸地域との交流から影響を受け,人類の歴史として共通する面をもつとともに,個性も生み出しつつ現在に至っている。このことは,現代だけではなく,いつの時代についても,周辺地域や遠い諸外国との関係の中で理解していく必要を教えている。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20120608#1339169494
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20120601#1338561099
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20120531#1338474848
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080107#1199945158
#共時性と通時性
そうなんですよ!しばしば世間では、法律って冷たそうに思われているが、もともと、いろんな時代に、いろんなところでトラブルが生じていて、その解決策が積み重なる。そうした固有のトラブルを分析し、要素を抽出して、普遍的ルールにしたのが法律。 https://t.co/uUHVi617ga
— 木村草太 (@SotaKimura) 2016年4月30日
ほとんどすべての「社会問題」は、「過去にもあった社会問題」なわけです。法律に反するということは、過去の失敗に学ばないおろかな行為である蓋然性がかなり高いのです。 https://t.co/uUHVi617ga
— 木村草太 (@SotaKimura) 2016年4月30日