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バフェット氏の米バークシャー、アップル株に1100億円投資 | ロイター

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)は16日、アップル(AAPL.O)株に約10億ドルを投資したことを明らかにした。最近低迷しているアップル株価の回復を見込む。


米証券取引委員会(SEC)への提出文書によると、バークシャーは3月末時点でアップル株981万株を保有。これは10億7000万ドルに相当する。


16日の米株式市場で、アップル株は3.7%高の93.88ドルで取引を終えた。


SECへの文書によると、バークシャーは第1・四半期に保有していたAT&T(T.N)全株を売却しており、この資金をアップル株の取得に充てた可能性がある。バークシャーは年末時点で16億ドル相当のAT&T株を保有していた。


バフェット氏はIBM(IBM.N)を除き、ハイテク株への投資には長らく消極的な立場を取ってきており、今回のアップル株取得によって、バークシャーのハイテクセクターへのエクスポージャーが高まった格好だ。


バフェット氏のアシスタントが米紙ウォールストリート・ジャーナルに語ったところでは、今回のアップル株への投資はバフェット氏のポートフォリオ・マネジャーであるトッド・コームズ氏、テッド・ウェシュラー氏のどちらかによるものという。投資家は、2011年にバークシャーインテル(INTC.O)株取得を主導したコームズ氏が有力とみている。


アップルの株価は昨年4月に記録した過去最高値を約30%下回っているほか、3月の株価水準も下回っている。4月終盤に発表した第2・四半期(1─3月)決算で13年ぶりの減収となったほか、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売台数が初めて減少したことが株価低迷の背景にある。


バークシャー保有するアップル株の価値は3月末時点で10億7000万ドルだったが、16日終値時点では約9億2100万ドルに低下している。


バークシャー株とアップル株の双方を保有するウォールマン・インベストメント・カウンセルの創業者、スティーブ・ウォールマン氏は、アップル株は「驚くほど割安だ。同社は大量のキャッシュを保有している」と指摘。「アップルは水面下で進めている研究・開発が評価されていない」と語った。


アップルの広報担当者はコメントの求めに応じていない。


バフェット氏はまた、米ヤフー(YHOO.O)のインターネット関連事業売却入札で、住宅ローン会社クイックン・ローンズの創業者ダン・ギルバート氏を含む企業連合を支持する方針を表明している。

コラム:アップル株投資、バフェット哲学からの脱皮か | ロイター

アップル株への投資はこれに比べてずっと規模が小さい。それに米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、投資したのはバフェット氏本人ではなく部下の1人だという。そうではあっても、そしてアップルの強大な地位を差し引いてもなお、同社株への投資は「次の大一番」への賭けという色彩が濃い。それはひょっとすると自動運転車かもしれない。つまりバークシャーは、創始者バフェット氏の投資哲学とは一種異なる道へと踏み出した可能性がある。