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関係者によりますと、「佐川急便」は、新潟県で「ほくほく線」を運行する第三セクターの「北越急行」と、宅配便の荷物を乗客とともに車両に載せて運搬する事業を、ことし秋にも始める方針です。具体的には、「ほくほく線」の南魚沼市六日町駅上越市うらがわら駅の間のおよそ46キロの区間で、車両の一部に荷物を置けるようにした列車が1日1往復、トラックの代わりに宅配便の荷物を運びます。
宅配便の荷物を運ぶ列車を第三セクターの鉄道で運行するのは、全国で初めてのケースとなります。
佐川急便としては今後、深刻化するトラックの運転手不足に備えて、代わりとなる輸送手段を確保するねらいがあります。一方、北越急行北陸新幹線の開業で特急「はくたか」が廃止となり、利用者が大きく減少していることから、宅配便の運搬収入を新たな収益源にしたい考えがあります。
物流会社の間では、ヤマト運輸岩手県や宮崎県のバス会社と路線バスに専用の荷台を設けて宅配便を運ぶ事業などを始めていて、トラックの運転手不足が課題となるなか、公共交通機関と連携した輸送は今後、さらに広がっていきそうです。