【安倍政権の支配ブロックはどう変わったか】
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月3日
➀ 2012年の総選挙で民主党が崩壊し、巨大与党が誕生しました。安倍政権は、菅−甘利ー麻生の「鉄の三角形」を基軸に、多様な利害関係をもつ官僚層や党を 上から統制する「ヘゲモニーブロック」をつくりあげた。
?その統制の触手が日銀やNHKにまで及んでいるのは周知のとおり。安倍さん自身は経済には関心がなく、極右の彼がやりたいのは憲法改正。2014年に改憲ハードルをさげようとしたがそれに失敗し、外務省と結託して安保法制の制定に乗り出します。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月3日
?2015年の安保法制の制定は、この「鉄の三角形」が機能していたからこそ無理がきいたわけです。しかし安保法制をめぐり大規模な運動がおこり、それが予想を超えた野党共闘を生み出すことになりました。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月3日
④2016年の安倍さんの目標は、参議院で3分の2をとり悲願の憲法改正に乗り出すことでした。しかしまず「鉄の三角形」の一角の甘利が閣僚から去り、公明党、自民党、各省庁の利害関係の調整にきしみが生じ始めます。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月3日
?次に安保法制制定の「後遺症」として改憲反対の世論が急激に高まったことを受け二階総務会長などから改憲封じ込めの動きがでてきました。それでも安倍さんは参院選での3分の2確保のために同日選+増税延期を打ち出そうとしサミットで世界的な恥をかいた。それでも嘘を重ねて延期を断行しようとした
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月3日
?これに怒り狂った麻生が反乱をおこし、ついに「鉄の三角形」は本格的に瓦解しました。安倍さんは今度は二階と公明党への依存を深め、同日選は断念せざるを得なくなった。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月3日
?結果的に麻生は妥協したものの、麻生が封じ込めていた経済右派=新自由主義派が解き放たれ、右からの安倍攻撃がはじまりました。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月3日
?「鉄の三角形」は崩れ、、共闘した野党が攻勢に転じ、経済右派の統制を失った。かくして安倍政権がつくりあげ た「ヘゲモニーブロック」は大きく収縮し、党・官僚・利益集団間の内部抗争と、それに挑む野党との対決を抱え込みながら、参議院選挙に突入せざるをえなく なっているわけです。 おわり
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月3日
とりあえず忘れてくれと。選挙も忘れろ路線でくるでしょう。メディアでの論戦は回避し、メディアを押さえ込み、ひたすら水面下での票固めをやり、投票率を下げにくるでしょうね。https://t.co/3vrt3p27Di
— こたつぬこ (@sangituyama) 2016年6月4日