今週の「サンデー毎日」の小沢一郎インタビュー。これ読むとあの野党再編劇のピースがだいたい埋まりますね。メモがわりに以下連投。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
ー今回の野党合流劇。なにがどうしてそうなったのか。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「前原くんは時々僕のところに会いにきていた。その時に、自分は民進党の最後の代表でいい、なんとしても野党の再編、結集をやりたいと言っていた。だからやろう、僕も協力すると。そう言って何度か会談を重ねてきた」
ーどこで協力が崩れた?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「その前段階として、既存政党の民進、自由、社民の3党を結集しようとした。僕が社民を口説いてまず統一会派を作ろうと。前の夜までオッケーだったのに社民が断ってきた。一部の人が反対していてダメだという。それができていれば、その後の展開も違った...
...小池新党ができてもあわてることはなかった。その意味でいえば、社民にも責任がある。結果的に自分のところの票も減らした。そうこうしているうちに小池新党ができた(9月25日)。前原君はそれまでの小池くんの動きについて随分関心を示していたようだったが、実際にできてえらい人気になったから...
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
...小池くんと合流で話をしたいということになった。僕もこの際、仕方がないと思った。小池くんの人気にあやかって、選挙戦をすすめるのが民進党の意向だった。じゃあ、前原、小池両君と僕の3人で話し合おうということにした」
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
ーそこで、節目の26日ですね
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「3人で会おうと言っていたのに、前原くんと連絡が取れなくなった」
ー前原氏が電話に出ない。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「出てこない。うんともすんとも言わなくなった。どうしたんだろうと思っていたら、その晩に前原、小池両君が会ってるらしいと。僕は寝ていて知らなかったが、神津連合会長も入っていたという。一体何をやっていたのかと思ったが、結局は小池くんの言うがままになった」
ー26日深夜の前原、小池、神津会談だ。神津氏が保証人役を務めた。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「前原君だけ行ってしまった。僕と前原、小池の両君のはずだったんだか...」
ーなぜそうなった?
小「小池くんが僕と会いたくなかったんだろう」
ー小池氏が小沢氏を排除?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「排除したわけではないが、僕とでは自分の思うようなわけにはいかないと。前原君なら、まあ御しやすいと思ったかもしれない」
ー小沢氏が苦手だった?
小「苦手というわけではないが、見え見えの話だった」
ー見え見え?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「だって、小池人気はあったが、組織やカネはない。だから本来は対等合併であるべきだった。あなたは人気、こっちは組織とカネがあると。対等に話すべきとこれを、一方的に私の言う通りにしろ、だった。こんな交渉はない」
ーもし小沢さんがいればどういう交渉に?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「対等合併で存続政党を希望の党にする。簡単な話だ。安保だの憲法だの言いだしたのが小池君のつまづきのもとだ。それが「さらさら」「排除」発言につながっていく。安保法制や改憲を踏み絵にしてリベラル排除すればほぼ官邸の人と同じになる....
...野党再編もヘチマもない。わからないことを言うなと、僕なら言っただろう。そんなこと言ってたら選挙に勝てないよと」
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
ー前原氏に裏切られた?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「ご本人は裏切ったつもりはさらさらないだろう。ただ、人間関係、信義についての考え方が少し甘いと感じた。僕に面と向かって師とか言ってたわけだから。その後、会いたいというから会ったが、僕に不義理をしたという様子は一切みえなかった」
ーなぜ小池氏は排除の論理を?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「うぬぼれがあったのではないか。前原君に対しては、何を言っても大丈夫だと思ってたのだろう。驕兵は必ず敗れる。ミッドウェー海戦みたいなもんだ。一朝にして奈落の底だ」
ー小池氏に衆院選に打って出るという選択肢は?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「かなりギリギリまで考えていたと思う」
ーところでその間、志位氏との連携は?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「共産党とも連携は維持できた。小池が安保、憲法だの言わなければ...」
ーということは合流に共産党が加算された?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「プラスされた。選挙は野党側の圧勝だっただろう。300議席だ。2000万票が投票にくるからだ」
ー投票率が70%台に?
小「間違いなく2009年パターン(69.28%)にはなった」
ーとなると、小池首相誕生の可能性はあった。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「小池首相だった。野党を分断せず、変えましょうと言っていれば断然勝った」
ー細川連立政権のイメージか?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「細川連立ではない。ほぼ単一政党だから民主党政権と同じだ。ただ、民主党より彼女は大人だし、したたかさを持っている」
ー意外と安定した?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「そうかもしれない。ある意味、小池君の首相の座への野望がもっと本格的なものだったら、別の結果になっていた。それがあれば知事に専念せよと言う世論にビビることなく、半端な政策論議もせずに、結果的に野党分断になることも避けられた」
ー小池氏は立ち直れるか?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「難しいのではないか。うわべの人気できた人は、それがダメになった時はなかなか立ち直れない。豊洲問題だってさっぱり進まない。半端な野望が希望となり、そして絶望になった」←ウマイ
ー今回の連合の役割は?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「ダメだった(26日深夜の会談で)騙される側に回ってしまった」
ー共産とは組みたくないという連合と前原氏の反共意識が強すぎた?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「それもある。票は欲しいが一緒にやるのは嫌だと言う。ある意味図々しい。ふざけんなという話だ。本当はね。だけど、今回の話はそんな問題とは全然違う話だ。共産党と連立を組むわけでもない....
...「プラスα」という位置づけでよかった。失敗の原因は小池氏の驕りと半端な野望にあった」
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小沢氏の「左手」構想が崩れた。小沢・志位もギクシャクした?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「それはない。僕は彼にずけずけ言うし、彼もそこまではちょっと無理だと率直に言ってくる。僕は共産党にはきちんと筋を通してきたつもりだ。向こうが応援してくれるならこちらもお返しする。今回の選挙でも穀田君や北海道にも行った」
ー相変わらず共産党は政局のカギ?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「選挙のカギだ。小選挙区だから2万、3万の上乗せが大きい。自民党の業界団体ですらこうした手堅い票は持っていない。共産党との協力は、政権獲得という目標を現実化するうえでは絶対に必要だ」
ー志位氏は野党共闘をあきらめないと
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「僕だって頑張る。もう一回絶対に政権交代だ」
ーどのへんが照準か
小「まずは参院選だ」
ーどうやって組み立てる?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「一緒になれば勝てる。逆に言えば一緒にならないと勝てない。要は20%、2000万票がでてくるようにしないとダメだ」
ー今野党陣営は立希民と三分裂だ。野党一本化、どうしたらいい?彼らも試行錯誤だがうまくいかない。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「目先の保身ばかり考えているからそうなる。もっと大欲を抱け。皆小欲だ。なんで天下を取ろうと思わないのか。そう見れば宝の山ばかりだ。野党内でゴチョゴチョして何をしてるのか」
ー民進党はどうすれば?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「このままだと小首かしげて泥沼へ、という感じだ」
ー希望の党と一緒になる?
— こたつぬこ (@sangituyama) 2017年12月28日
小「民進党がダメだからこうなった。敗残兵がまた集まっただけではダメだ。大欲をいだかなければならない。天下を望めと。希望の人たちは枝葉末節は別にして、国の基本にかかわる問題ではそれぞれの考えに従って行動すればよい。それが結果的に再編につながる」
前原氏の政治センス露呈した1年 (文春オンライン) https://t.co/uD3FNbVZC0
— BLOGOS編集部 (@ld_blogos) 2017年12月29日
[政治] #前原誠司 #blogos
首相「私はリベラル」 分配路線へ軸足、その意図とは https://t.co/5bIC5ZeBlw
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2017年12月29日
「私がやっていることは、かなりリベラルなんだよ。国際標準でいけば」
衆院を解散し、総選挙を控えた10月。安倍晋三首相は、自らが打ち出した経済政策について周辺にこんな表現を使って解説をした。
ここで言う「リベラル」とは、政治的な立ち位置のことではない。経済を市場や民間に委ねるのではなく、政府が積極的に関与し、所得再分配の機能を強めていくという文脈で使った表現だ。
子育て支援や非正規労働者の待遇改善を掲げた「1億総活躍社会」、女性活躍、働き方改革、企業への賃上げ要請――。政権に復帰してから26日で5年を迎える首相が打ち出してきたものには、政府の役割や規模を拡大する「大きな政府」を志向するような政策が目立っている。
安保は保守タカ派が主張していた改憲の意向があるのに、内政は大きな政府の再分配志向だからリベラルということらしい…
— 古谷彰浩 人権と生命を守る社会に。SOS (@furu_akihiro) 2017年12月29日
首相「私はリベラル」 分配路線へ軸足、その意図とは:朝日新聞デジタル https://t.co/9CIUOaScpo
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20171229#1514543941
#政界再編#二大政党制