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コミュニケーションは、「話す順番」で9割決まる|超・箇条書き|ダイヤモンド・オンライン

 今日は「イントロづくり」というスキルを紹介したい。イントロというのは、箇条書きにおける最初の文を指す。箇条書きで最も大切なのはこのイントロだ。小説などは、出だしの文章が面白いと引き込まれて読み続ける。しかしそうでないと、本を閉じてしまうものだ。


 それと同じで、箇条書きもイントロで引きつけることができないと、それに続く内容は相手にまったく伝わらない。


 逆に言えば、イントロの工夫次第で、相手の関心を引きつけることができるのである。では、イントロで何を伝えるか。


「相手が期待していること」を伝えるのだ。


 ただしこれは、相手や相手が置かれているコンテキスト(文脈)次第で変わる。

 この2つの回答のしかたは、少し見ただけではほぼ同じだ。少なくとも、3つの文の1つひとつは完全に同じで、その順番が異なっているだけだ。どちらの箇条書きが面接官にとって印象がよいだろうか。


 答えは「その2」(後者)のほうだ。理由は、こちらの質問にダイレクトに答えているからだ。


 「その2」の回答は、イントロで質問に対しての答えを伝えている。そして、その次にその答えの理由を説明している。それも大事なことから、順にだ。

イントロで質問に答えてくれる「その2」の伝え方のほうが、話に関心をもつことができ、頭にスッと入ってくる。

 「その1」の回答は、背景となる学生時代の努力から説明している。続いて、企業での取り組み、そして最後に質問への答えを伝えている。このように背景から説明すると、最後の答えを聞くまで、何が言いたいのかがわからない。

 この面接の会話からわかることは、「相手が期待していることにすぐ答えることで、相手の関心を醸成できる」ということだ。イントロがフックとなり、最後まで話を聞いてくれるだろう。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160619#1466332999
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160617#1466160529