スティーブ・ジョブズも使っていた『超・箇条書き』のテクニック|超・箇条書き|ダイヤモンド・オンライン
例えば、伝えたいポイントが3つあるときに、先に「ポイントは3つ」と宣言してから紹介することがある。その「ポイントは3つ」と宣言するのが、ガバニングである。
最初にポイントの数を宣言することで、相手の頭の中に「これから伝えられること」を受け止める引き出しができる。その引き出しによって、情報処理が楽になり、相手は伝えられることの全体像をすぐ理解できるようになるのだ。
アップル創業者であり、シリコンバレーのレジェンド、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチは有名だ。
「Stay Hungry. Stay Foolish.」というフレーズはテレビでも流れた。これは、卒業式でこれから社会に出ていく学生に向けたものだ。
しかし、このスピーチにおいてガバニングの技術が使われていることはあまり知られていない。スピーチの冒頭に「3つのことをお話ししたい」と頭出しをするガバニングが使われている。
このスピーチが人を動かし、評価されるに至る理由は、内容がすばらしいのはもちろんだ。だがそれに加えて、「ガバニング」という技術による部分も大きい。