米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業景気指数は53.2と、前月の51.3から上昇し、市場予想の51.4も上回った。
内訳の新規受注、生産、輸出がそろって上昇し、米製造業が年初の低迷から切返しつつある兆候があらためて浮き彫りとなった。
50が景気拡大と悪化の節目となる。
新規受注指数は57.0と、前月の55.7から上昇。輸出(受注)も53.5と、52.5から上昇した。受注残は47.0から52.5に、生産は52.6から54.7にそれぞれ上昇した。
米供給管理協会(ISM)は1日、過半数の米企業は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)による影響は軽微にとどまると見ているとする報告書を公表した。
ISMによると、調査に回答した企業のうち61%がブレグジットの影響はほとんど無視できる範囲内になると予想。年内はマイナスの影響が続くとの回答は6%にとどまった。
マイナスの影響を予想した企業の多くは為替相場の変動をリスク要因として挙げた。
製造業と非製造業の回答の間に大きな差はなかった。
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