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【NY公演観劇インタビュー】ジョン・カンダー :『シカゴ』作曲家&ウォルター・ボビー :『シカゴ』(1996) 演出家 #ミュージカルシカゴ #宝塚歌劇 OGバージョン – CHICAGO THE MUSICAL – ブロードウェイミュージカル シカゴ

Q.「シカゴ」宝塚歌劇OGバージョンの感想をお聞かせください。


ジョン:私が今どの世界にいるかわからないよ。ウォルターと話していたんだけど、フレッド・エッブとの共作を違う言語で聞いて、同時に(字幕を)読むことに興奮したよ。キャストは本当に素晴らしい。とてもスリリングな経験だったよ。


ウォルター:素晴らしかった。この日本の優れた伝統とアメリカの文化とが溶けあう姿を観れることは素晴らしい。2つの文化が1つになって魔法を生み出した。私が今どこにいるのかわからないほどだよ。


ジョン:僕も同じ感覚を受けたよ。


ウォルター:劇場にいて、何らかの伝統を目撃した。アメリカにはない演劇の伝統だよ。並外れているよ。


ジョン:作品自体は作品として成立していて…そしてあのアンコールを見ると彼女らのことをさらに理解することができるんだ。


◉女性だけの「シカゴ」という点ではいかがでしたか?


ウォルター:美しくて、非凡で、そしてミステリアスに感じたよ。私は没頭したよ。


ジョン:全てが機能するんだ。彼女たちを一度見ると納得して気にならなくなる。


ウォルター:英語圏の演劇では、特に17世紀(1600年代)のシェイクスピアの時代には全ての役は男性が演じていた。そして今回は全ての役は女性が演じる。完全なる真逆だよ。文化的イベントだ。特筆すべきで、演劇的にも全く違うアプローチで驚いたよ。


ジョン:驚くべきプロダクションでした。僕ら二人は(女性が男性を演じる)変わった感覚は吹き飛んで、素晴らしいパフォーマンスを観ていると実感できたのです。


ウォルター:「シカゴ」を観たんだっていう実感です。


◉カンパニーの皆さんへメッセージをお願いします


ウォルター:私が伝えたいのは、完璧に素晴らしいショーをありがとう。日本語でこの作品に命を吹き込み、さらにアメリカで公演してくれたことに。本当に良い時間が客席で過ごせたよ。美しいパフォーマンスだった。


ジョン:次の100年も彼女らがしたいすべきことをして欲しいと思うよ。

ニューヨーク公演でも称賛の嵐!ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン東京公演いよいよ開幕!:時事ドットコム

トミー・チューン(演出家・振付家)
代表作:「グランドホテル」「ウィル・ロジャース・フォーリーズ」
これまでになく素敵だった。彼女たちは凄くてプロフェッショナル、自分たちらしく表現していた。私が昔から知る宝塚にとっては「シカゴ」という題材はとても難しい演目だと思うけど、キャストたちは自分らしさを取り入れ、洗練された「シカゴ」を演じていた。


ウォルター・ボビー(演出家)
代表作:「シカゴ」(1996年版)、「フットルース」「ヴィーナス・イン・ファー」
素晴らしかった。この日本の優れた伝統とアメリカの文化とが溶けあう姿を観られることは素晴らしい。2つの文化が1つになって魔法を生み出した。私が今どこにいるのかわからないほどだよ。


ジョン・カンダー(作曲家)
代表作:「シカゴ」「キャバレー」「蜘蛛女のキス」
驚くべきプロダクションでした。女性が男性を演じているという感覚はすぐに吹き飛んで、素晴らしいパフォーマンスを観ていると実感できました。


ジョン・マウチェリー(指揮者)
受賞歴: グラミー賞トニー賞、他多数
カンパニーのみんなが素晴らしい。一人一人が完璧に役になりきり、正確に動き、優雅で、かつ情熱的です。このプロダクションで素晴らしいことは、非常に丹念かつワイルドに情熱が注がれているということ、さらにそれが忠実にコントロールされていることです。


チャールズ・イシャーウッド(ニューヨーク・タイムズ紙 舞台批評家)
心から讃えたい--- 作品を隅々まで磨き上げ、歌唱も素晴らしく、ドラマを粋に演じたことを。


フランク・ワイルドホーン(作曲家)
代表作: 「ジキル&ハイド」「スカーレット・ピンパーネル」「デスノート
本当に美しかった。私はブロードウェイの友人を沢山連れてきましたが、みんな圧倒され、興奮していました。本当に誇りに思います。

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