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南シナ海の問題をめぐり、フィリピンのドゥテルテ大統領は、問題の解決に向けてラモス元大統領(88)を特使に任命しています。
ラモス元大統領は、8日、首都マニラで記者会見し、8日から香港を訪れて中国側と非公式に会談し、2国間協議の開始に向けて意見を交わす予定であることを明らかにしました。
2国間協議についてフィリピン政府は、南シナ海をめぐる中国の主張を否定した国際的な仲裁裁判の判断を踏まえることを原則とする考えですが、中国政府はフィリピンとの協議を望む一方で、仲裁裁判の判断を前提にした話し合いには応じない立場を強調しています。
ラモス元大統領は、1998年に大統領を退任したあと、中国で毎年開かれている国際的な経済フォーラムの理事長を務めた経験があるなど、中国政府内に人脈を持つとされています。
フィリピン政府としては、今回のラモス元大統領の派遣で中国の出方などを探りたい考えで、中国側の対応が注目されます。

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