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これはアメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」が関係者の話として伝えたものです。
それによりますと、オバマ大統領が核兵器の「先制不使用」を宣言することを検討しているとされていることについて、日本や韓国、それにイギリスなどが懸念を示していて、先月開かれた国家安全保障会議で、ケリー国務長官が、アメリカの核の抑止力に依存している同盟国から懸念が出ていると指摘したということです。
また、会議でカーター国防長官は、「先制不使用」を宣言すればアメリカの抑止力について不安を招き、独自に核兵器を開発する同盟国が出てくる可能性があるとして、反対したとしています。
会議の中でオバマ大統領は結論を出さなかったものの、関係者は「重要閣僚や同盟国の反対で、政策変更の可能性は低くなった」と話しているということです。
一方で、オバマ大統領は来月に国連総会で行う演説で核の問題に焦点を当てることを検討しているということで、アメリカでは核政策の議論の行方に関心が集まっています。