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クルド人などの部隊は12日、アメリカ主導の有志連合による空爆などの支援を受けてことし5月から奪還作戦を続けてきた、シリア北部の町マンビジを制圧したと発表しました。
トルコ国境に近く、2年前から過激派組織ISによって支配されてきたマンビジは、ISが一方的に「首都」と位置づける北部の都市ラッカとトルコを結ぶ要衝で、外国人戦闘員や武器などをISに供給するルートとなっていました。
制圧されたマンビジでは、人質としてISの支配下に置かれていた住民2000人余りが解放され、現地からの映像には、戦闘の爪痕が残る町なかで住民たちがクルド人部隊の兵士と抱き合って喜ぶ様子のほか、ISから着用を強制されていた全身を覆う服を燃やしたり、長く伸ばさざるをえなかったひげを切ったりする姿が映っています。
住民たちは「ここで人々が処刑され、遺体が3日間もさらされていた。許されないことだ」とか「娘とはだしで逃げてきた。とてもうれしい」などと興奮した様子で話していました。
シリアやイラク、それに北アフリカリビアなどで支配地域を相次いで失っているISにとっては、マンビジが制圧されたことで、さらなる打撃になると見られています。