神秘主義とは何かを知りたければ、凡百の解説書を読むより『エックハルト説教集』の熟読をお薦めしたい。真に世界の根源に触れた者のみが語りうる言葉の力に心を打たれること間違いない。学の師であり生の師と言われたエックハルトの言葉は実に魅力的だhttps://t.co/tLMsOsgmAa
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年9月20日
Amazon.co.jp: エックハルト説教集 (岩波文庫)の 荒唐無稽さんのレビュー
「だれかが命に向かって千年もの間、「あなたはなぜ生きるのか」と問いつづけるとしても、もし命が答えることができるならば、「わたしは生きるゆえに生きる」という以外答はないだろう。それは命が命自身の根底から生き、自分自身から豊かに湧き出でているからである。それゆえに、命はそれ自身を生きるまさにそのところにおいて、なぜという問なしに生きるのである」
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160102#1451730974
ウィリアム・ジェイムズ『宗教的経験の諸相』は、宗教経験の心理学的分析として最も面白い本だと思います。宗教的経験を通じて、混沌とした生のあり方を克服して統合された人格として生まれ直す「二度生まれ」という観点は宗教経験の本質を捉えていますhttps://t.co/gSDZVqqXyy
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年9月21日
Amazon.co.jp: 宗教的経験の諸相 上 (岩波文庫 青 640-2)の poddさんのレビュー
・哲学の主張する客観的捉え方での存在観を認めつつも、それはあくまで個々人の宗教観に理論付けをするという二義的なもので、各々の個人が生きる経験的で自己中心的な世界観こそ世界における唯一の場である。
・すべての宗教が合流する一点にあるのは、「不安感」と「その解決」である。
・個人が抱える不安感はより「高いもの」の存在を意識し、それに触れることで救われる。これがすべての宗教が内包する核である。
・「高いもの」との合一の感覚が神秘主義の目指すところであるが、この高いものに含まれ、高いものが自己自身と感ずることで自己実現が果たされる。
・この「高いもの」の存在は心理学が認める「潜在意識」として捉えることができる。潜在意識と意識は不離分の関係にありつつも、潜在意識はより広域で永続的であり意識を支配する。このことは、高次のものとの合一を求める宗教的な行動が客観的にも真であることをみとめさせることができる。
・この意味で、宗教的な経験がより健全に人が在ることの要因になる。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160918#1474194774
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160913#1473762910
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160913#1473762916
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160905#1473071764
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160824#1472034959
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