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グロース氏:超長期債は再び人気に−日銀政策で値下がり限られる - Bloomberg

日本銀行と米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定からビル・グロース氏が受け取ったメッセージは、超長期債が再び人気を博すということだ。


  FOMCは21日に利上げを見送った。年内利上げの可能性を示唆した一方で、2017年以降の金利見通しは引き下げ、30年物米国債は値上がりした。日銀は「イールドカーブ・コントロール」を打ち出し、日本国債も超長期債が最も好パフォーマンスとなった。


  ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンドを運用するグロース氏は、2大中銀の最新の決定は「デュレーション(平均回収期間)を伸ばせ」という明確なシグナルを送ったと指摘する。これは30年にわたる債券の強気相場で最良の戦略で、今年もそれは変わっていない。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の指数によると、今年これまでの米30年債の投資リターンはプラス14.5%。


  グロース氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「債券が弱気相場入りする時期が遅れたことは確実だ」と述べた。日銀の方針は「米国債英国債ドイツ国債にソフトキャップとでも呼ぶべきものをかぶせる」、つまり値下がりは限られるということだと語った。「中銀とけんかすることはできない」と付け加えた。


  グロース氏は日銀の新政策により米10年債利回りは1.8−1.85%程度で「ソフトキャップ」がかぶせられるとみている。現在は約1.65%。


原題:Long Bonds Lead the Way as Gross Says Don’t Fight Central Banks(抜粋)

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