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挑発に乗ったトランプ氏、クリントン氏に軍配−核ボタン任せられない - Bloomberg

ドナルド・トランプ氏がしなければならないのは挑発に乗らないことだった。
  しかし26日に行われた第1回の大統領候補同士によるテレビ討論で、ヒラリー・クリントン氏は何度もトランプ氏をいら立たせるのに成功した。


  晴れやかに、にこやかに、クリントン氏はうなり声やうめき声、横やりの間を縫って、納税申告書の非公開やオバマ大統領の出生地についての発言を突きトランプ氏を追い詰めた。


  ペンシルベニア大学の政治コミュニケーション専門家カスリーン・ホール・ジェーミーソン氏は「トランプ氏はほぼ毎回、クリントン氏の挑発に引っかかった」と話した。


  討論開始時点には比較的おとなしかったトランプ氏だが、何度も攻撃されるうちに機嫌が悪くなり、終わりの方では「ひどい」「ばか」「最悪」などのネガティブ表現を最初のころの約1.5倍使った。クオンティファイド・コミュニケーションズと行ったブルームバーグ・ポリティクスの分析が示した。


  ある時点でクリントン氏は7月の民主党党大会で使った印象的なフレーズを繰り返した。「ツイッターで怒らせることができる人間に核ボタンは任せられない」。トランプ氏は「ちょっと古いんじゃないか」と口を挟んだが、クリントン氏は、古くても「言い得て妙」で「問題の本質を言い当てている」と切り返した。


原題:Clinton Excels in Debate by Laying Traps on Trump’s Temperament(抜粋)

米大統領選 初のテレビ討論終え 双方が勝利と主張 | NHKニュース

一夜明けた27日、クリントン氏の陣営は声明を発表し、「勝者は明らかにヒラリー・クリントンだ。トランプ氏は大統領にふさわしい気質や知識、それに価値観が欠けていることを改めて示した」としています。
また、クリントン氏は遊説先への移動の機内で同行の記者団に対して、「選挙活動を通して訴え続けてきた中間所得層に向けた経済政策を説明でき、喜んでいる。トランプ氏の政策はアメリカの赤字を増やす一方で、彼を含む富裕層に大きな贈り物を与えるものだ」とトランプ氏の政策を批判しました。


これに対して、トランプ氏はツイッターで、「ほとんどすべての世論調査の結果は自分の勝利だ」と主張したうえで、「クリントン氏は多くのことを今後、実行すると言うが、なぜこの30年、実行してこなかったのか」などとクリントン氏を批判しました。


今回のテレビ討論会をめぐってはアメリカの一部の主要メディアが、クリントン氏が優勢だったと伝えた一方で、ネット上の世論調査や専門家の間では評価が分かれています。


両候補は27日から、ともに接戦州に入り、選挙活動を行っていて、来月9日の次の討論会に向けて選挙戦は激しさを増しそうです。

アメリカのメディアによりますと、26日の討論会をテレビで視聴した人は、8140万人に上ると見られるということです。
これは、1980年に当時のカーター大統領とレーガン候補の間で行われた討論会の視聴者、8060万人を超えて過去最高となり、関心の高さがうかがえます。

テレビ討論会から一夜明け、民主党クリントン氏は接戦州の一つ、南部ノースカロライナ州の集会で演説し、テレビ討論会で経済や安全保障など幅広い点でトランプ氏との立場の違いが明らかになったと指摘し、支持を訴えました。


安全保障について、クリントン氏は「トランプ氏昨夜、アジアの同盟国に対して、安全保障条約があってもアメリカ軍が駐留を続けるかどうかわからないような言い方をしたが、重大な発言だ。人々がアメリカの意図を疑いかねない。私は条約を尊重するし、同盟国を支援していく」と述べました。
そのうえで、「トランプ氏は準備不足だった。私は大統領になる準備ができている」と述べ、トランプ氏との違いを強調しました。

トランプ氏は接戦州の一つ、南部フロリダ州を訪れて、キューバ出身者などヒスパニック系の支持者が集まる会合に参加しました。


この中で、トランプ氏は「テレビ討論会はとても楽しかった。非常によい出来だったし、ネット上の調査では一部を除き、私がすべて勝利した」と述べました。
そのうえで、「驚くことに日に日にヒスパニック系から支持が集まっている。今や、われわれがフロリダ州でリードしている」などと主張し、ヒスパニック系のさらなる支持を求めました。

#米大統領選#トランプ#ヒラリー