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ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはどのようにしてV字回復させたのか? USJ復活の秘密|問題解決ドリル|ダイヤモンド・オンライン

「企業の強み・思い」と「生活者の本音」を重ねていくと、そこには必ず「答え」があります。

「企業の強み・思い」――自社では気づいていない独自性やポテンシャルを発見しましょう。また、社内の常識が邪魔をしてやりたいことができていない本来の思いを再発見することが大切です。
「生活者の本音」――生活者は言葉にしていないだけで、実はまだ満たされていない欲求があります。その不安や不満を発見しましょう。


上記をたよりに、質問からそれぞれを考えてみてください。2つを重ねていくことで、答えが導かれます。

重ねる技術:
「不必要な差別化」を狙わない

 USJのマーケティング責任者は、「USJはディズニーと差別化しなければいけないのか?」という疑問を投げかけました。


 事実、東京と大阪には新幹線代など交通費の溝があり、東京から訪れるお客さんは全体の1割にも満たなかったのです。

 そもそものUSJの強みは、関西ではどこを見渡してもないハリウッド仕込みのエンターテインメントをつくる技術です。この他社にはない強みを生かして、映画に縛られずに挑戦していくことに生き残りの道を見出したのです。

 関西にはディズニーランドのような世界観までつくり込まれたテーマパークがありませんでした。もしもUSJが家族連れで楽しめる遊園地だったなら、行きたいと思う家族は多くいたわけです。つまり、関西在住のお父さん、お母さんの本音は、「子どもに特別な体験をさせてあげたい」という欲求だったのです。