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ニュージーランドのキー首相は5日、首都ウェリントンで記者会見を開きました。
この中で、キー首相は「私が持っているすべてをささげてきた。今が辞任をするのに正しい時期だ」と述べて、任期半ばで突然辞任する意向を表明しました。
辞任の理由として、キー首相は、家族との時間を犠牲にしてきたことを挙げたほか、「政治家として働いた時間の長さで評価されたいとは思わない」などと述べました。
キー首相は、金融機関での勤務を経たあと、政界に転身して国民党の代表となり、2008年の総選挙で政権交代を果たして首相に就任しました。
そして、首相としての8年間で、国内経済の立て直しや、2011年、日本人28人を含む185人が死亡したクライストチャーチ地震からの復興に当たったほか、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の議会承認を実現させました。
新しい首相は、今月12日に開かれる与党・国民党の大会で選出される新しい代表がそのまま就任する見通しで、キー首相は、イングリッシュ副首相が後任にふさわしいという考えを示しました。