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上海では20日に閉幕した市の人民代表大会で、副市長の応勇氏が新しい市長に選出されました。応氏は、習近平国家主席が2007年まで東部の浙江省のトップである書記だった際、監察部門や裁判所の幹部を務めていた元部下で、香港メディアは習氏につながる人脈の1人と伝えています。


また、北京でも20日、習主席のかつての部下で側近とされる蔡奇氏が、市の人民代表大会で市長代理から市長への昇格が決まりました。


習主席は去年10月に開かれた共産党の重要会議で、最高指導部の中でも1段ぬきんでた存在を意味する「党中央の核心」と初めて公式に位置づけられました。


このため、今回、北京と上海という重要な2つの市の市長に習主席と関係が深いとされる幹部が選出されたことは、習主席への権力の集中が進んでいることを示す人事と受け止められています。


中国では、ことし後半に5年に1度の党大会が開かれ、共産党の指導部のメンバーが大幅に入れ代わる見通しで、党内での激しい駆け引きも予想される中、今後、習主席が権力の基盤をどこまで強化するのか注目されています。