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戦国時代、今の大阪府で生まれた高山右近は、父親の影響で洗礼を受けたキリシタン大名で、織田信長豊臣秀吉に仕えましたが、信仰を捨てなかったため徳川幕府から国外追放され、1615年、フィリピンのマニラで63年の生涯を閉じました。


ローマ法王庁は、日本のカトリック団体から要望を受け、敬けんな信仰を貫いた人を示す、最高の位の聖人に次ぐ福者という称号を贈ることを決め、7日に大阪城ホール列福式という式典が行われました。


フランシスコ法王の代理として出席した、アンジェロ・アマート枢機卿が「マニラで殉教した高山右近福者の列に加える」という法王の書簡を読み上げ、集まった1万人以上のカトリック信者が、聖歌を歌ったり祈りをささげたりして祝福しました。


日本で列福式が行われるのは、9年前長崎市で、江戸時代の殉教者188人に、同じく福者の称号が贈られたのに続いて2回目だということです。


高山右近の子孫として招待された石川県志賀町の高山豊次さん(86)は「右近は偉大な人でした。列福式に参列して改めて偉大さを感じました」と話していました。


また、右近の生誕地と伝えられる大阪・豊能町の池田勇夫町長は「町にゆかりのある人物に称号が与えられ、本当にうれしいです。これを機会に、生誕地とされる場所を整備するなどして、町おこしを考えていきます」と話していました。