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トルコ政府は去年8月、国境に近いシリア北部から過激派組織ISやクルド人武装組織の脅威を排除するためとしてシリア領内に地上部隊を派遣して軍事作戦を始め、シリア北部の要衝バーブなどをISから相次いで奪還しました。


これについて、トルコのユルドゥルム首相は29日夜、地元テレビ局のインタビューで「作戦は成功裏に終わった」と述べ、これまでの軍事作戦が完了したことを明らかにしました。
その一方で、「これに続く作戦は、異なる名前で行われる」として今後もシリア領内で部隊の駐留は続ける姿勢を示しました。


トルコ政府は、ISのほかシリア北部にいるクルド人武装組織が内戦の混乱に乗じて勢力の拡大を図っていることを、自国にとっての大きな脅威と見て強く警戒しています。
しかし、トルコと同盟関係にあるアメリカはこのクルド人組織をISと戦う地元部隊として支援しており、シリア北部での今後の焦点がISが「首都」と位置づけるラッカの攻略に移る中、アメリカとトルコの間であつれきが深まっています。