https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


2004年9月、ロシア南部ベスランの学校で、イスラム過激派の武装勢力が児童や教師らを人質にとって立てこもり、2日後に強行突入した治安部隊と武装勢力の戦闘で330人余り犠牲になりました。


フランスにあるヨーロッパ人権裁判所は、遺族やけがをした人合わせて400人余りの訴えを受けて審理を続けていましたが、13日、ヨーロッパ人権条約に違反したなどとして、およそ300万ユーロ(日本円でおよそ3億4000万円)の賠償金を支払うよう、ロシア政府に命じました。


この中で、ヨーロッパ人権裁判所は「治安当局は事前にテロの情報を得ていたのに、学校の警備を強化するなどの予防措置を怠った。さらに突入の際に全く必要のない強力な武器を使い、多くの犠牲者を出した」と指摘し、人命を軽視した強引な突入だったと批判しました。


これについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「テロの被害を繰り返し受けているわれわれにとっては、全く受け入れられない」と、強く反発しています。