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— 哲学書新刊情報++ (@Philo_Shinkan) 2017年4月25日
『思考の体系学: 分類と系統から見たダイアグラム論』(三中 信宏著 春秋社)
【Amazon紹介文】「豊富な例をあげながらダイアグラムを使いこなし、思考を体系化する要諦を探る。」
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人はいかにして多様・複雑かつ膨大な情報の本質を把握し体系化するのか。重要な役割を果たすのが、万物を分類し、つなぎ、知を可視化するダイアグラムである。
ダイアグラム(diagram)とは、情報を2次元幾何学モデルで視覚化した象徴的表現である。3次元の2次元への投影による視覚化も含む。関数などのそれはグラフと呼ぶ。
「ダイアグラム」という言葉には通常2つの意味がある。
1.(広義)視覚情報の表現手段を表す集合名詞。「イラストレーション」のような代表用語として用いられ、グラフやテーブルを含む種類全体を表す。
2.(狭義)定性的なデータを表現する特定の視覚表示の種類。線、矢印、その他の視覚的リンクでつながった図形によって表現される。
科学分野では、両方の意味で使われる。例えばマイケル・アンダーソン(Michael Anderson)は、「ダイアグラムとは、絵画であり、さらに言えば抽象絵画であり、また情報の表現でもある。地図、線グラフ、棒グラフ、工学分野の青図、そして建築家・建築設計従事者の描くの見取図(アイソメ図、アクソメ図)から模式図などまで - これらはすべてダイアグラムである。写真やビデオはダイアグラムではない。」と語っている。他方、リチャード・K・ロウ(Richard K. Lowe)は、ダイアグラムを「それが表現する主題の抽象的なグラフ描画」と定義する。そこにはフローチャート、アイディア図、PERTのような視覚表現だけが含まれる。
「ダイアグラム」という言葉は、「チャートとダイアグラム」(charts and diagrams)というように、しばしば「チャート」(chart)という言葉と一緒に使われる。ダイアグラムは量的な概念よりも質的な概念を表すために使われるが、チャートは量的・質的両方の情報を包含する。「チャートとダイアグラム」という言葉は、質的な情報を伝えるための種類、という説明をする場合に特によく使われる。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170418#1492511955
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