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日中財務対話は、6日夕方、横浜市で開かれ、麻生副総理兼財務大臣と中国の肖捷財政相、それに、今回から日銀と中国の中央銀行中国人民銀行の幹部も参加しました。


この対話は、11年前の平成18年に始まった枠組みで、日中関係の悪化に伴って一時期、中断されていましたが、2年前に再開され、今回で6回目となります。


会議では、日本の経済運営や、中国の鉄鋼などの過剰生産の構造問題を話し合ったほか、緊急時に日本と中国の間で円と人民元を融通する協定の再開など、金融協力などについて意見を交わし、できるだけ早期に実現できるよう協議を続けることを確認しました。


円と人民元を融通する協定の再開について、麻生副総理兼財務大臣は記者団に対し、「事務的な手続きはほとんど終わり、ともに重要性は認めているが、政治的な問題になっている」と述べ、実現には、日中関係のさらなる改善が重要だという認識を示しました。


さらに、両国は金融市場の整備や構造改革など日本と中国のそれぞれにとって重要な課題について、事務レベルで共同研究を始め、来年、中国で開かれる次回の会合で報告することで合意しました。