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これは北朝鮮国営の朝鮮中央通信が6日伝えたもので、北朝鮮外務省の代表団がロシア外務省の招きで5日モスクワを訪れ、局長級の協議を行ったということです。協議では朝鮮半島情勢について意見を交わしたほか、両国関係の発展について話し合ったとしています。


また、ロシアのモルグロフ外務次官とモスクワ駐在のキム・ヒョンジュン大使が両国の外務省どうしでことしと来年の交流計画について定めた文書に調印したと伝え、「相互の往来と接触を緊密にし、協力を強化することで、双方の関係発展を積極的に推し進めていく」としています。


両国の間では先月、新たに定期航路が開設され、北朝鮮はロシアとの経済協力を強化していくという談話を発表したほか、アメリカ担当のハン・ソンリョル外務次官がピョンヤン駐在のロシア大使と会談して、朝鮮半島情勢について意見を交わしていました。


北朝鮮は、今月2日に国連の安全保障理事会で新たな制裁決議が採択されると、最大の後ろ盾である中国までも名指しで批判する談話を発表していて、核・ミサイル開発に反対する中国への不満をあらわにする中、ロシアとの関係強化を図る姿勢を鮮明にしています。


これについて、アメリ国務省のナウアート報道官は6日の記者会見で、「われわれは北朝鮮の問題で同調するようロシアに求めていく。北朝鮮が安全で繁栄する将来を手に入れる唯一の道は、世界の安定を脅かす違法な計画を破棄することだと北朝鮮側に示す必要がある」と述べました。そのうえで「ロシアを含むすべての国々に対して、国連の安保理決議に基づく北朝鮮への制裁を完全に履行するよう呼びかけるとともに、北朝鮮の考え方を変えさせるため、各国が持つ北朝鮮への影響力を行使するよう求めていく」と強調しました。