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アメリカメディアによりますと、8日、ドイツで開かれたG20サミットに出席していたトランプ大統領が、ほかの国と個別に首脳会談を行うため席を外した際、長女で大統領補佐官を務めるイバンカさんが、代わりに、一時、席についたということです。
ツイッターに投稿された写真には、イバンカさんが、中国の習近平国家主席とイギリスのメイ首相の間に座っている様子が写っています。


これについて、ホワイトハウスは、イバンカさんが取り組んでいる問題に関する議論が行われていたためだと説明していますが、アメリカメディアからは、同行していた閣僚が座るべきで、「公私混同の疑念を再燃させた」などと批判も出ていて、物議を醸しています。


また、ホワイトハウスは、G20サミットに合わせて行われた首脳会談に関する発表文で、中国の習主席の肩書を誤って「台湾の総統」を指す表記にしたほか、安倍総理大臣の肩書を総理大臣ではなく「大統領」と記載する失態もありました。


アメリカのティラーソン国務長官は9日、ウクライナの首都キエフを訪れ、ポロシェンコ大統領と会談しました。


この中で、ティラーソン長官は、政府軍と親ロシア派との戦闘が散発的に続くウクライナ情勢をめぐって、「ロシアが緊張緩和のため第一歩を踏み出すことが必要だ」と述べ、ロシアが具体的な行動を見せないかぎり、制裁を継続する立場に変わりがないことを強調しました。
一方、ポロシェンコ大統領は「ウクライナの主権や領土保全について、アメリカの支援に感謝する」と述べました。


アメリカのトランプ大統領は、G20サミットが開かれたドイツで、ロシアのプーチン大統領と初めての首脳会談を行い、両国関係の改善を模索していくことで一致しました。


この会談の直後に、ティラーソン長官がウクライナを訪問し、ウクライナ情勢をめぐるアメリカの姿勢を強調することで、ウクライナ側の懸念を払拭する狙いがあるものと見られます。


トルコも参加してドイツのハンブルクで開かれたG20サミットは、パリ協定から脱退を表明したアメリカ抜きでも温暖化対策を進めていくことを首脳宣言に明記して、8日、閉幕しました。


しかし、閉会直後の記者会見で、トルコのエルドアン大統領は「アメリカが脱退したらトルコは議会で協定を承認しない方向に向かう」と述べ、トルコは最終的に協定を批准しない可能性もあると示唆しました。


エルドアン大統領は、トルコが温暖化対策の資金を受け取れる発展途上国に分類されると協定をまとめたフランスから約束されたとして、議会が承認するにはこの約束が守られる必要があると強調しました。


パリ協定で、アメリカは温暖化対策のため先進国として最大の資金を拠出する見通しだったため、トルコとしては、アメリカが脱退しても約束どおり資金を得られるよう先進各国をけん制する狙いがあったと、欧米のメディアなどでは受け止められています。


アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは9日の電子版で、トランプ大統領の長男のジュニア氏が大統領選挙中の去年6月、対立候補だった民主党クリントン氏に不利になる情報を提供すると持ちかけられ、ロシア政府とつながりのあるロシア人の弁護士と面会していたと報じました。


面会には、トランプ大統領の娘婿のクシュナー氏や選挙対策本部の幹部を務めていたマナフォート氏も同席したということです。ニューヨーク・タイムズは「トランプ陣営がロシアの支援を受けようとしていたことを示している」と伝えています。


これに対してジュニア氏は「知人の要請で面会した」としたうえで「その弁護士は、ロシアとつながりのある個人が民主党に資金を提供してクリントン氏を支援している、という情報を持っていると主張したが、話があいまいで意味のある情報はなかった」と説明しています。


トランプ陣営とロシアの関係をめぐっては特別検察官による捜査が行われていて、疑惑を伝える報道が続いています。