インドネシア大統領 多様な民族と宗教の共存呼びかけ #nhk_news https://t.co/FNSolk9SpX
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年8月16日
インドネシアのジョコ大統領は、17日の独立記念日を前に16日、議会で演説しました。この中でジョコ大統領は、「貧困や世界経済の不確実性、テロの脅威などに直面するなど、この国の未来にはまだ厳しい課題が待ち受けている」と述べました。
そして、「私たちは国の団結を強め、憲法や、『多様性の中の統一』という国是を守り続ける必要がある」と述べて、課題に立ち向かうためにも、多様な民族と宗教が共存することが重要だと訴えました。
インドネシアでは、ことし、キリスト教徒でジャカルタの元知事が、イスラム教を侮辱したとして宗教冒とくの罪で有罪判決を受けたほか、元知事に反発したイスラム団体が大規模な抗議活動を行うなど、社会のイスラム色が強まりほ、かの宗教とのあつれきが高まっていると指摘されています。
あつれきが深刻化すれば社会が不安定化し、日本など海外から進出している企業の活動にも影響を与えかねないとの懸念も出ていて、ジョコ大統領は改めて国民に団結を呼びかけた形です。