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これはアメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズが22日の電子版で伝えたものです。


それによりますと、議会上院の与党・共和党のトップのマコネル院内総務は、南部バージニア州で白人至上主義などを掲げるグループとこれに抗議するグループが衝突した事件でトランプ大統領が当初、明確に白人至上主義などを非難しなかったほか、「双方に責任がある」と主張したことについて周辺に不快感を示したということです。


そしてマコネル氏はトランプ大統領が政権の立て直しをはかれるか疑問視していて、2人は最近、口をきいておらず冷戦状態にあるとしています。


一方、これに先立ってトランプ大統領は議会で医療保険制度いわゆるオバマケアの見直しが実現できず暗礁に乗り上げていることにいらだちを募らせ、マコネル氏の指導力に強い不満を示していました。


アメリカ議会は現在、夏休みですが、来月上旬に再開する予定で、トランプ大統領共和党トップの関係悪化が来年度予算や税制改革などの審議に影響を与えることも予想されます。


20日までの夏休みを終えたアメリカのトランプ大統領は22日夜(日本時間の23日昼前)、アリゾナ州フェニックスで大規模な集会を開き、演説しました。


トランプ大統領は南部バージニア州で白人至上主義などを掲げるグループとこれに抗議するグループが衝突した事件で「双方に責任がある」と主張したことなどを受けて強い批判を浴びています。


これについてトランプ大統領は「われわれは1つであり、憎悪を助長する悪党どもを批判する。実にひどい憎悪と偏見、暴力を非難すると事件の直後に言ったにもかかわらず、メディアは真意をきちんと伝えなかった」と述べて、事件を改めて非難したうえで自分への批判に反論しました。


会場は集会が始まる数時間前から大勢の支持者が詰めかけ、熱気に包まれました。このうち支持者の女性の1人は「大統領を100%支持している。成果を認めるべきだと思い初めて集会に参加する」と述べました。
一方、会場周辺には大統領に抗議する人たちも大勢集まり、このうち近くに住むという女性は「バージニア州で起きた事件に対する大統領の対応には失望した」と話していました。


地元の警察はトランプ大統領の支持者と抗議する人たちを合わせると最大で3万6000人が集まると予想し、衝突が起きないよう警戒を強めていますが、これまでのところ大きな混乱は起きていません。


米議会共和党内で、相殺措置の説明なしで約4500億ドル(約49兆3600億円)の追加減税を認める予算手法を検討する主要メンバーが増えている。事情に詳しい議会スタッフ4人が明らかにした。


  同案は、税制法案が予算に及ぼす影響を推計する際、税優遇措置の失効などの説明を求められないため、税制案の策定担当者はさらに減税を推し進めることが可能になる。下院の主要策定担当者であるケビン・ブラディ歳入委員長も先月、大幅減税の実現につながるとして、この手法を認める考えを示唆した。ただ、これは民主党財政タカ派の反発を招く恐れがある。


原題:GOP Eyes Budget Maneuver to Allow $450 Billion More in Tax Cuts(抜粋)