【News Up いま文通 その魅力は】家に帰ってポストに手書きの封筒が入っていると気持ちがほっこり。私は文通を続けています。ネット時代、自分は変わり者なのかなと思っていましたが、いま文通がひそかに人気を集めているようです。https://t.co/fNOMuVbMwW
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年9月28日
文通相手を紹介する団体「青少年ペンフレンドクラブ」は、日本郵便が運営し、70年近い歴史があります。登録すると、会員の名前と自己紹介が書かれた冊子が送られてきて、その中から文通したい相手を選んで紹介してもらう仕組みです。
事務局に尋ねたところ、会員は平成元年には3万5000人余りいましたが、
インターネットや携帯電話の普及に伴って、平成21年には4500人に減りました。ところがその後、徐々に増え、現在は9000人余りに。30代までが半数以上を占めているそうです。
鈴木さんは今、5人と文通しています。相手は、20代の男性と、40代から50代の女性たち。日頃あまり接点のない世代の人ともつながって、好きなミュージカルや映画の話を書いているそうです。
時間に余裕がある時に机に向かい、辞書を片手に下書き。そして、相手のことを想像しながら便箋を選び、1文字ずつ丁寧に書きあげます。手間をかけるその時間すべてが楽しいと話しています。
また、手紙を受け取るのも大きな喜びです。郵便配達のバイクの音が聞こえると、すぐにポストを見に行くこともあります。もらった手紙は大切にとっておいて、何度も読み返すそうです。
「もらった手紙の便箋や文字を見て、どういう人なのかと想像するのも楽しいです。かわいい便箋を選んでくれたり、飾りつけをしてくれたり、一方でシンプルなのもすてきです。SNSと違って人柄が伝わってくる気がして、ぬくもりを感じます」。
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