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競売にかけられたのは相対性理論で知られる物理学者のアインシュタインの直筆の2枚のメモです。


メモは、アインシュタインノーベル物理学賞を受賞した1年後の大正11年に日本を訪れた際、宿泊した東京の帝国ホテルで日本人のベルボーイにチップの代わりとして手渡したものです。


このうち1枚はドイツ語で、「落ち着いた謙虚な生活は、絶え間ない不安を伴った成功の追求よりも多くの幸せをもたらす」と記されています。もう1枚には、「意志のあるところに道は開ける」と書かれています。


アインシュタインは、このメモを手渡す際にベルボーイに「運がよければ、メモは普通のチップよりも価値が高くなるだろう」と述べたということです。


競売の主催者によりますと、ドイツのハンブルクに住む当時メモを受け取った日本人のベルボーイの親戚が出品したということで、中東のエルサレムで行われた競売で、2枚合わせて180万ドル(日本円で2億円余り)で落札されました。


競売の主催者は「いずれのメモも、アインシュタインが幸せの秘けつについて語っているもので、彼の考え方を記したとても興味深いものだ」と話しています。