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ニューヨーク原油市場では、原油価格の国際的な指標となるWTI先物価格が今週14日には一時、1バレル=123ドル台まで上昇するなど高止まりを続けていましたが、17日は一転して一時、1バレル=108ドル台まで下落しました。

背景には、今週、アメリカの中央銀行に当たるFRB連邦準備制度理事会が異例の0.75%の大幅利上げに踏み切ったことに続いて、イギリスやスイスの中央銀行も相次いで利上げを決めたことで、急速な金融引き締めによって世界的に景気が減速し、原油の需要が落ち込むことへの警戒が強まったことがあります。

市場関係者は「このところ高止まりしているWTI先物価格が今後、下落を続けるかどうかは不透明だが、急速な金融引き締めの影響は原油先物価格にも及んでいる」と話しています。

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