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スペイン北東部、カタルーニャ州の独立問題で、スペイン政府は憲法に基づいて州の自治権の一部を停止し、プチデモン州首相らを更迭するほか、半年以内に州議会を解散して前倒しして選挙を実施する構えを見せています。首都マドリードの議会上院では27日、一連の措置についての審議が行われていて、与党が多数を占める中で自治権の一部を停止する政府案が可決・承認される見通しです。


これに対してカタルーニャ州議会は、26日に続いて、再開された本会議で今後の対応について最終的な判断を下す見通しで、独立支持派の最大会派の有力議員はNHKの取材に対して「ここまできたら独立宣言をするしかない」と述べ、強硬姿勢を崩していません。


スペインの地元メディアは「奇跡が起きないかぎり、交渉で解決する余地はほとんどなくなった」などと情勢を悲観的に伝えていて、州側が一方的な独立宣言に踏み切ることや、現在の憲法が制定された1978年以降、初めて自治権が停止される事態が現実味を帯びており、双方の駆け引きは大詰めを迎えています。
カタルーニャ州の州都、バルセロナにある州議会の前には、朝早くから独立を支持する大勢の市民が集まり、議会の協議を見守っています。


このうち、32歳の大学講師の女性は「いよいよ独立する時がきた。ここに市民が集まって、議員に声援を送っている。住民投票で決まったことを州議会が果たしてほしいし、カタルーニャの共和国をつくることが市民の希望だ」と話していました。


一方、州議会の前には、独立に反対する市民の姿も見られ、24歳の大学生の男性は「一方的な独立宣言は民主主義の破壊を強いることにほかならない。議員たちはカタルーニャ市民の代表だと言っているが、彼らが主張していることと独立後の現実はかけ離れている」と話し、強い懸念を示しました。


スペイン北東部、カタルーニャ州の独立問題で、州議会は27日、本会議を再開し対応を協議しました。
協議では独立宣言に反対する政党の議員が議場を退席するなかスペインからの独立を宣言するための議案について採決を行った結果、賛成多数で可決されました。
日本時間の午後10時半前、議案が可決されると独立に賛成する議員たちは大きな拍手をしていました。


これに対してスペイン政府はカタルーニャ州の独立の動きそのものを厳しく批判していて、州の自治権の一部を停止し、プチデモン州首相らの解任や半年以内に州議会を強制的に解散して前倒しして選挙を実施する構えを見せています。
首都マドリードの議会上院では一連の措置についての審議が行われていて、このあと与党が多数を占める中で政府案が可決・承認される見通しです。


カタルーニャ州側が一方的な独立宣言に踏み切ったことで、現在の憲法が制定された1978年以降、初めて自治権が停止される事態が現実味を帯びており、双方の対立は決定的になり、事態は重大な局面を迎えました。

スペイン北東部のカタルーニャ州の州議会が、スペインからの一方的な独立を宣言する議案を賛成多数で可決したことを受けて、スペインのラホイ首相は27日、ツイッターに「すべての国民に冷静になるよう求める。法の支配によってカタルーニャの秩序は回復されるだろう」と投稿し、独立宣言はあくまでも違法だという姿勢を強調しました。


スペイン北東部のカタルーニャ州の州議会が一方的な独立を宣言する議案を賛成多数で可決したことに対し、スペインの議会上院は日本時間の27日午後11時ごろ、憲法に基づいてカタルーニャ州自治権を一部停止し、中央政府が直接統治に乗り出すことを賛成多数で承認しました。これに先立ちスペインのラホイ首相は、自治権の停止にあたっては、まずカタルーニャ州のプチデモン州首相を更迭するとしており、強硬措置をとる構えを見せています。