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カタルーニャ州の議会が先週、一方的な独立宣言を可決したことを受けて、スペイン政府は州首相だったプチデモン氏らを解任し、検察当局は国家への反逆行為などの罪で起訴する方針です。


こうした中、プチデモン氏は一部の元幹部とともにひそかにスペインを出国してベルギーの首都ブリュッセルに移動し、先ほど日本時間31日夜9時ごろ記者会見を開きました。


この中で「ヨーロッパの中枢で、カタルーニャの現状と中央政府の非民主的な姿勢を訴えるために来た」と述べ、改めて独立宣言に国際社会の理解を求めたうえで、「自由で安全に活動するため州政府の機能の一部を移す」として、政治亡命は申請しないものの当面はベルギーにとどまり、州首相の職務を続ける姿勢を示しました。


一方、中央政府が州議会を解散し、ことし12月に選挙を実施するとしていることについては、「民主的な挑戦は受け入れる」と述べ、結果を尊重する考えを示しました。


スペインの憲法裁判所は31日、州の独立宣言を無効とする決定を下し、中央政府は直接統治に向けた動きを加速させていて混乱が続いています。

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