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アメリカのトランプ大統領は、今月、イランと欧米などが結んだ核合意について、「イランは核合意の精神を守っていない」として、合意を「認めない」とする判断を示し、これを受けてアメリカ議会は制裁の再開も含めて対応の検討を進めています。


こうした中、IAEA国際原子力機関の天野事務局長が、29日、イランの首都テヘランを訪問し、原子力庁のサレヒ長官と会談しました。


会談後の共同記者会見で、天野事務局長は「イランは、核合意に基づいた義務を履行している」と述べ、イラン側は核開発の制限などを合意に基づき実行しているという認識を示しました。
そのうえで、「核合意は関係6か国とイランによる枠組みだ。国連安保理も支持している」と述べ、合意の重要性を強調しました。


これに対し、サレヒ長官も「核合意は重要であり、破棄されることは望まない」と述べ、IAEAの査察に協力し合意を順守していく姿勢を示しました。


イランとしては、IAEAへの協力姿勢を示すことで、核合意への支持を打ち出しているヨーロッパの国などと連携を深めたい考えで、イランに対する圧力を強めるアメリカに対抗していく構えです。

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