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中国の王毅外相は30日、北京を訪れたスリランカのマーラパナ外相と会談しました。


中国外務省によりますと、この中で王外相は、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を通じて、スリランカとインフラ建設や貿易それに海洋などの分野で協力を強化していきたい考えを示した上で「21世紀の海のシルクロードづくりにスリランカが積極的に参加することを歓迎する」と呼びかけたということです。


これに対しマーラパナ外相は「中国と外交関係を樹立して、ことしで60周年となるのを契機に各領域の相互協力を深化させともに発展していくことを実現したい」と応じ、関係強化で一致したということです。


スリランカでは、中国が海洋進出を進める上で重要な拠点になると見られる南部のハンバントタ港が、99年間にわたって中国に譲渡されることが決まっていて、中国としてはスリランカでの港の開発や海洋分野での協力などを通じインド洋での影響力を拡大する狙いもあるものと見られます。