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親が「これ」をすることで、子どもは成長が遅くなる - アルフレッド・アドラー100の言葉 https://t.co/KCVPA8zRuO

— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2017年11月14日

　母親は子供に優しく接する必要があります。しかし、優しくするのと甘やかすのは違います。甘やかす、とは子供が自分で何かをなし遂げるチャンスを奪うことです。「あなたにはできないでしょ。だから私が代わりにやってあげる」と母が成長と学習のチャンスを奪うのです。「この子は私がいないと何もできないの……」と子供を自分に依存させ、それにより自分の存在意義と価値を高めます。そして、結果として子供を「親なしでは何もできない」依存的な子供にしてしまうのです。もちろん、これは親子以外にも当てはまります。部下に苦労をかけまい、と甘やかす上司のもとでは、部下は一人では何もできないようになることでしょう。

　教育とは相手が一人で課題を解決できるようにすることです。決して相手を甘やかすことではありません。甘やかしは相手をパラサイト＝寄生動物に仕立て上げてしまいます。甘やかされた相手は自力で問題を解決しようという意欲を失います。その結果、一人で課題を解決する能力も育ちません。ですから、親は子供に一人で課題を解決させる機会を与えなければなりません。親がすべきは子供の課題を肩代わりすることではなく、子供が一人で課題を解決できるよう勇気づけることだけなのです。