大手スーパーが新型店舗 地域や客層に応じ売り場に工夫 #nhk_news https://t.co/MiZdLJNhCi
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年11月23日
流通大手のイオンが23日、千葉市美浜区に新たに開店させたスーパーは、周辺の団地などに多い60代以上のシニア層に絞って商品やサービスを取りそろえているのが特徴です。
食品売り場では陳列棚の高さを通常より10センチから20センチほど低くして商品を手に取りやすくしたほか、ウォーキング用の靴や外出するときのステッキなどシニア向けの品ぞろえを充実させたということです。
また、利用客の家での電球の交換など、店で要望を聞き取ったうえでスタッフが訪問して対応する、いわゆる「御用聞き」のサービスも導入しました。
さらに、買い物以外の目的でも訪れる地域の交流の場にしてもらおうと、ラジオ体操を行う広場や足湯のコーナーなども設けられています。
一方、イトーヨーカ堂は22日、愛知県日進市に食品専門スーパーを核にしたショッピングセンターをオープンさせました。
店があるのは名古屋市や豊田市に隣接し宅地開発が急速に進んでいる地域で、子育て中の世代や共働き世帯をターゲットにしています。
育児や仕事に忙しいこうした世代のニーズに応えようと、持ち帰りができる弁当や調理済みの総菜などいわゆる「中食」のコーナーを従来の店より1.5倍に拡大しました。
手間を省けるメニューの調理方法などを紹介するため、売り場の中に4つの常設キッチンや試食コーナーも設けられています。
一方、人手不足が深刻になる中、人材確保のため働く環境を充実させようと、この店では、ほかでは珍しい従業員専用の食堂のほか、休憩室には足専用のマッサージ器も用意したということです。