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陸上自衛隊とイギリス陸軍の共同訓練は、去年8月に行われた日英首脳会談などを受けて、今回、初めて行われました。

訓練は富士山周辺の演習場などで先月30日から13日間の日程で行われていて、2日は静岡県にある陸上自衛隊の学校で、離島の防衛を想定した訓練が公開されました。
双方の部隊の隊員たちが相手に見つからないよう偵察にあたり、目標となる地点を後方にいる迫撃砲などの部隊に知らせる手順などを確認していました。

自衛隊をめぐっては、中国の海洋進出など日本周辺の安全保障環境の変化を理由に、アメリカ軍に加え各国の部隊との訓練が増えていて、今回の訓練について陸上自衛隊富士学校長の高田祐一陸将は、「基本的価値を共有するイギリスとの防衛協力の強化は、日本の安全保障だけでなく、インド太平洋地域を含む国際社会の安定と繁栄にとって重要な意味をもつ」と意義を強調しました。

一方、今回の訓練で使われる山梨県の北富士演習場は、国と地元の協定で自衛隊アメリカ軍以外の使用が認められていないことなどから、県などでつくる対策協議会は今回限りを条件として受け入れを了承しています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/01/200216(演習場以外で日米共同訓練 種子島で初の実施へ)