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66座目となる「白山」は標高2700メートルを超え、日本アルプスをも彷彿とさせる。昨年開山1300年を迎えた。日本三名山の一つでもあり、白山信仰の長い歴史を今も刻み続けている。

白山へのルートはいくつもあるが、今回は白山信仰の拠点となる三馬場(加賀、越前、美濃)の美濃馬場(長滝白山神社)から始まる美濃禅定道(みのぜんじょうどう)を行くことにした。この道は最も長く険しい道のりとされているそうだ。

出発の朝、白山中居神社(はくさんちゅうきょじんじゃ)にて、挨拶と登らせていただける感謝を伝えた。偶然、岐阜県の石徹白(いとしろ)で再会した友人の好意で、無事の登山を祈って、送り火を焚いていただいた。

白山中居神社 - Wikipedia

白山神社の一つであり、白山信仰と関わりが深い。白山信仰美濃国からの道は、白山中宮長滝寺(現長滝白山神社、長瀧寺)から、越前国の白山中居神社をとおり、白山へと向かっている。

30分ほどで御前峰の白山奥宮に到着してしまった。山頂はもう目と鼻の先だが、霧は一向に晴れない。他の登山者は待ちきれずに霧の中へ下山して行く。
時間天気予報では晴れるはず!!次またいつ白山に登れるか…天気予報を信じて待つ決心をした。しかし、1時間待っても、2時間待っても白山の神様は気まぐれで、時折青空が望むたびに「おっ!おおお♪」と撮影スタッフと共に一喜一憂した。
もう限界か!?と諦めかけたとき、突然霧が晴れ、白山御前峰からの大パノラマが広がった。

二日目は三方岩岳まで縦走し、白川郷まで下山するため、かなりの長丁場となる。もっと、白山でゆっくり過ごしたかったが、翌日には台風が迫ってくるため、急ぎ足で大汝山にも立ち寄り、登山者がだーれもいない北縦走路へと進んだ。

ここ数日秋雨前線に台風と、山へ登れるタイミングを見計らいながら、ここまで歩いてきただけに、2日間安定した天気に恵まれたのは、きっと神様が微笑んでくれたのだろう。