ロサンゼルス・タイムズ 地元の資産家に売却へ #nhk_news https://t.co/ByRFXCTj3R
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年2月7日
シカゴに本社がある大手メディア会社のトロンクは7日、傘下のロサンゼルス・タイムズとサンディエゴ・ユニオン・トリビューンを、ロサンゼルスの医師で資産家のパトリック・スーン・シャン氏に売却すると発表しました。売却額は5億ドル(日本円にしておよそ550億円)だということです。
1881年に創刊されたロサンゼルス・タイムズは、部数低迷にあえいでいるほか、去年、親会社の肝いりで発行人に就任したアメリカのIT企業の元幹部が先月、セクハラ疑惑で一時休職の処分となり、さらに編集部との対立が報じられた編集長が交代に追い込まれるなど混乱が続いていました。
経済誌「フォーブス」によりますと、中国人の両親のもと、南アフリカで生まれたパトリック・スーン・シャン氏は、「全米で最も裕福な医師」で、ロサンゼルス屈指の資産家としても知られ、声明で「ジャーナリズムでいくつもの賞を受賞してきたロサンゼルス・タイムズの伝統を続けたい」としています。
一方、ロサンゼルス・タイムズは、みずからの売却を伝える記事の中で、「経営が地元に戻り、激動の時期が終わるかもしれない」として歓迎する姿勢を示しています。